5.SSB時代の到来

昭和30年代の後半になって、7Mhz帯でも、「もがもが」言ってるSSB
が聞こえるようになった
が、まだ、メーカー製のリグではなく、自作機
のようであった。
僕も、SSBのリグの自作を思いたって、JA3AQNさんのCQ誌の記事
などを参考にして、作った。神戸工業の職場には、JA3BG,JA3EA,
JA3IYY,JA3HET,など、無線仲間がいたので、毎日、DXの情報など
を、昼の時間に話し合っていた。DXをやるには、SSBが有利だから、
特に頑張って自作を初めた。
昭和43年に、自宅を建てるまでは、アパート暮らしだったので、
帰宅後、シャーシーを鑢でごりごりやったりして、雑音を出しながら
加工するのは、隣りに気を使いながらの作業であった。
アンテナも大きいものは張れず、バーチカルであった。
アパートは、隣と壁一重ですから、隣りの階段を上がる足音が聞
こえるのである。ある時、隣の奥さんが、階段の電気のスイッチを
切ったり、入れたりしてた。その原因は、当方が発射している電波
で隣りの階段の電球が点灯していたのである。

     
               自作した 受信機 ダブルスーパー

    
                        SSB ジェネレーター

  
          送信機 オールバンド 6146パラ ファイナル

    SSB送信機は、最初、クリスタルのハーフラティス1段で作ったが、
キャリアー漏れが酷くてAMと間違えられたりして、恥をかいた。
 国際電気から455のメカフィルが発売されたので、メカフィルでSSB機
を完成させたのが、上のSSBジェネレーターである。

 昭和43年に自宅を建てたので、本格的にDXを始めた。


   
 6.本格的に、DXを始める

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